パーソナルアシスタント町田
vol.131 2018.2 発行

<第131回> 車椅子に乗ってどこまでも(2017FIPFAワールドカップ編)

夢の舞台であった2017 FIPFAワールドカップ。
開催地であるアメリカ・フロリダへ向け心が高鳴りながら旅立ったわけですが、実際飛行機での渡航はなかなか大変でした。

まず、飛行機の搭乗1~2時間前に、競技用の電動車椅子を荷物として航空会社に預ける為に電動車椅子を解体しました。
競技用の電動車椅子は複雑な構造のため解体に時間が掛かるため、搭乗時間の2~3時間前には搭乗手続きを行い、解体作業を始めます。
ちなみに、車椅子を預ける場合、バッテリーの種類・折り畳みの可否・サイズ(高さ・幅・奥行)・重さ・ガススプリングを使用している車椅子かどうか(国際線の場合)等の情報を予約時に航空会社に伝えておく必要があります。
※簡易型電動車椅子等のリチウムバッテリーは預け手荷物にすることができないため、車椅子から外して手荷物として機内に持ち込むことになります。詳細は各航空会社にお問い合わせください。

電動車椅子を解体する際、車椅子を操作するコントローラーは外し、手荷物バッグに入れて機内に持ち込みました。
これは、電動車椅子を預けている間に何かの拍子でコントローラーが壊れることを防ぐためです。
コントローラーが壊れてしまうと電動車椅子を動かすことができなくなり、大変な状況になります。中には、予備のコントロールを購入し渡航の際に持って行く人もいます。
電動車椅子で渡航する場合は、大事なパーツ等はなるべく手荷物として機内に持ち込む方がいいと思います。

解体した電動車椅子は最後に大きな緩衝材でくるみ、手動・電動の切り替えレバーの位置・切り替え方を説明する紙を貼り付け、航空会社に預けました。
普通の電動車椅子であればここまでしなくても預けられるのですが、やはり構造が複雑で精密なため、預けられる状態するまで解体が必要になるのです。
電動車椅子を預けた後は、航空会社に用意してもらった空港用の手動車椅子に乗り移るのですが、普段乗っていない車椅子に長時間乗るため座位に苦慮します。
又、基本空港用車椅子は大人用サイズなので、体が小さい人は姿勢の保持が難しい場合があります。
私も体より車椅子の座面幅が大きく座位が安定しなかったため、電動車椅子用のクッションを機内持ち込み荷物として二つ用意し、一つは座面に、もう一つは片方の脇の下に抱えるように座面の隙間に差し込み、体と車椅子のサイドバーの間を埋めて座位を安定させました。

その後、今度は保安検査場で手荷物検査とボディチェックを行います。
手荷物はトレーに乗せてX線検査装置に通しますが、この際バックにノートパソコン等の電子機器を入れたままにすると、再度バッグを開けて中をチェックされることになるため、あらかじめバックからトレーに出しておく必要があります。
又、車椅子の解体・梱包の際にも使用したハサミやカッター等も基本機内に持ち込めないため、手荷物検査時に見つかった際は、その場で放棄となります。
そして、困ったのは保安検査員によるボディチェック。車椅子に乗っていようがボディチェックは受けます。
しかし、国内線はいいものの、国際線では英語で話しかけられます。
僕は英語が苦手なため何を言われているのかほとんど分からず、先にチェックが終わった仲間を大声でヘルプ!と叫び助けを求め、通訳してもらいました。
こういった時、やっぱり英語を勉強しておけばよかったとあらためて後悔します。

そして、いよいよ出国審査です。
続きはまた次回のコラムで。

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