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vol.121 2017.4 発行

<第121回>2017 FIPFA ワールドカップ

この度、今年7月に開催される障がい者スポーツ電動車椅子サッカーの国際大会「2017FIPFAワールドカップ」に出場する日本代表チームの選手に選ばれました。
ワールドカップの日本代表選手になることが一つの大きな目標だったので、とても嬉しく思っています。

3月上旬に日本代表選手が協会HPにて発表されたのですが、発表ページをクリックしても緊張で初めは画面を直視できませんでした。
私はもう41歳になります。このスポーツに携わってから約21年になりますが、今回がラストチャンスだと思っていました。
過去ワールドカップは2007年(東京)、2011年(フランス)で開催されていて、今まで代表候補になったことはありましたが、代表選手になってワールドカップに出場したことはありません。毎回悔しい思いをし、時には電動車椅子サッカーを辞めようと思ったこともありました。
それでも続けてこられたのは、自分に対する勘違いが大きな原動力になっていたからかもしれません。

電動車椅子サッカーを始めた頃の私は、当然全国のトッププレーヤーと比べたら足下にも及ばない実力でした。しかし、普段は物事に対し自信を持って行動することが苦手な私が、なぜか電動車椅子サッカーだけは「僕はもっと上手くなれる」「日本代表選手になれる」と、ずっとそう思いこみ続けながらプレーしていました。周りから見ればただの勘違い人間です。
でも、その根拠のない勘違いを20年以上信じ続けることで、勘違いが自信に変わり、結果それが今に繋がっていったと思います。
根底には電動車椅子サッカーが好きだという気持ちがあらからこそですが、飽き性の私が電動車椅子サッカーに出会えたことは、本当に幸せなことだと思います。
もちろん、自分一人の力だけでここまでやってこられたわけではありません。
所属しているクラブチーム(http://yokohamacrackers.iinaa.net/index.html)の仲間やスタッフの存在は、私の心の拠り所の一つです。
ヘルパーさんが日々の生活をサポートしてくださっているおかげで、電動車椅子サッカーの活動を続けることができています。
仕事で培われた経験は、試合に挑む自分にとって精神的な支えとなっています。
色んな人の存在が、今の私を形作っていると思っています。

日本代表はワールドカップで優勝したことはまだありません。(第1回大会:4位・第2回大会:5位)
アメリカ代表がワールドカップ2大会連続で優勝しており、今回の第3回大会はアメリカのフロリダ州のキシミーで開催されるため、完全アウェーによる厳しい戦いが予想されます。
海外での試合は様々な壁が立ちはだかると思いますが、これまでの勘違い精神で初のワールドカップ優勝を掴み取り、これまで支えてくださった人たちに最高の結果を報告できるよう頑張ってきたいと思います。

<TA>



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