Facebook logo
vol.126 2017.9 発行

<第126回>2017 FIPFA ワールドカップ(2)

 約20年前から始めた電動車椅子サッカー。
紆余曲折ありながらも、ようやく日本代表としてW杯(ワールドカップ)に出場するという目標を達成することができました。
ここに至るまでに多くの方々から温かい応援・ご支援を頂きました。
この場を借りて皆様方に心よりお礼申し上げます。

 重度な障がいを持っていても、電動車椅子の操作さえできれば誰でもプレーできるのが電動車椅子サッカーの特徴です。
この競技に出会えたことは、自分の人生にとってとても大きなターニングポイントになったと思います。
少しずつドリブルやパスやシュートができるようになる内に、いつのまにか将来への不安も忘れて電動車椅子サッカーにのめり込む自分がいました。
何事も長続きしなかった自分ですが、人生の半分を電動車椅子サッカーと共に生きるようになったのは、それだけの価値がこの競技にあると思えたからだと思います。
そう思えることに出会えたことは、本当に幸せだなと思っています。

 日本電動車椅子サッカー協会は、2016年4月に日本サッカー協会(JFA)の関連団体として設立された日本障がい者サッカー連盟(JIFF)に加盟しています。
JIFFには電動車椅子サッカーの他に、知的障がい者サッカー、聴覚障がい者サッカー、脳性まひ者7人制サッカー、視覚障がい者サッカー、アンプティサッカー、精神障がい者サッカーといった各障がい者サッカーの7つの競技団体が加盟しています。
W杯直前の今年の6月に、JIFFによる障がい者サッカー7競技団体統一日本代表ユニフォーム発表会がJFAハウスで行われました。
今回の統一ユニフォームを着て最初に世界に挑むのが電動車椅子サッカー。
自分自身がそのユニフォームを着ているという現実に実感が湧くまで時間は掛かりましたが、次第にそのユニフォームに掛かる責任やプレッシャーを感じるようになり、気持ちが期待と興奮で一杯になりました。

 最初は趣味で始めた電動車椅子サッカー。
それがいつしか、日本代表として世界と戦うことに。
障がい者として生まれた自分。
いろんな葛藤もありました。
でも、なんだかそんなことはどうでもいいやと。
一人の人間として世界と戦う。
夢にも思わなかった舞台が間近に迫っている。
最初で最後の自分にとっての大舞台にドキドキしながら、第3回FIPFAワールドカップ2017開催地であるアメリカ・フロリダへ向けて成田空港を飛び立ちました。

次回のコラムに続きます。

<TA>



PAGE TOP