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コラム

vol.61 2012.4 発行

<第61回>横のつながり


先日、カルチャーショックにも似た体験をしました。それは新人のヘルパー・スタッフに、台所にある“布巾が汚い!”と指摘されたことによるものでした。言われてみると確かに“きれいではない…”と思いました。でも、そう言われるまでは私は、布巾の衛生を保つことに全く意識がなかったし、洗った後の食器をその汚い布巾で拭くことが食器の衛生を保つ方法だと思っていました。自分が正しいと思ってしていたことが意外にも的外れだったことをカルチャーショックにも似ていると感じた体験でした。

 あなたはこのような体験はありませんか?在宅の介助の現場には少なくない出来事のように思われます。それは、在宅の介助のユーザーもヘルパーも横のつながりを取る機会が少なく、“ユーザーは他のユーザーの生活の仕方や介助の利用の仕方”、“ヘルパーは他のヘルパーの介助の仕方や待機の仕方”などを知る機会が少ないからです。横のつながりが少なく他の人の情報が得られないことで“間違った常識”を身につけてしまったり、他の人の情報を持たないことを意識しすぎて“自分に自信が持てなく”なってしまったり、それらはとても残念なことです。
 そんな情況を改善するためPAMでは「交流会」や「意見交換会」というイベントを開催しています。以下にその説明文をご紹介します。


交流会・意見交換会とは?
 PAMのヘルパー・スタッフやユーザー・スタッフは、他のスタッフに会う機会が意外に多くありません。それは、在宅への介助派遣がヘルパー・スタッフがユーザー・スタッフ宅で介助をする“1対1”の関係が基本だからです。でも、横の交流が少ないことは残念で、もったいないことです。そこでPAMでは「交流会」や「意見交換会」をスタッフの横のつながりを作る場として開催しています。
「交流会」はPAMのスタッフだけでなく、スタッフの家族や友人、PAMに関心のある人など、誰でもが気軽に参加できる“楽しみながらの交流”を目的にした集まりです。参加者がPAMの新しいスタッフになることや、ここで出会った人同士が介助の契約に発展することもあります。
「意見交換会」はヘルパー・スタッフやユーザー・スタッフが、“同じ立場のスタッフや先輩の話を聴くことができる”、“悩みを打ち明けることができる”、“愚痴や不満をこぼすことができる”などの話し合いの集まりです。

ヘルパー・スタッフの方は「介助の現場で傷つくことがあったけれど我慢してしまった…」なんてことや、「誰にでも優しくできるヘルパー・スタッフに私はなれそうもない…」なんて思ったことはありませんか?
ユーザー・スタッフの方は「して欲しい介助とは違っていたが違いの指摘を遠慮して我慢してしまった…」なんてことや、「介助しやすく依頼ができるユーザー・スタッフになるべきなのだろうか…?」なんて思ったことはありませんか?
そんな方たちは意見交換会に参加して、同じ立場のスタッフや先輩たちの経験を聴いたり、どうすれば良いのか尋ねてみて下さい。ヘルパー・スタッフやユーザー・スタッフ、事務局・スタッフなどの、それぞれの立場からの意見や体験を聴くことで、悩みが解決したり、自分の立場や悩みや不満などを“一歩引いた客観的な視点”から見ることが出来るようになるはずです。「自分はこんなことで悩んでいたのか!」とか「こんなに簡単な解決策があったのか!」なんて思えることがきっとあるはずです。


如何でしたか?交流会と意見交換会の開催情報は毎月発行されているPAM通信(HPで見ることができます)でお知らせしています。また随時、交流会のお楽しみ企画や、意見交換会の話し合いのテーマも募集しています。
 あなたも参加して“横のつながりを活かして”みませんか?(T)