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コラム vol.80 2013.11 発行

<第80回> 幽霊の住む家


「私のアパートではお菓子がいつの間にか無くなったり、部屋のどこからか“パキ”や“バリバリ”なんて音が聞こえたり、不思議なことが沢山起きるんだよね~?」、「家賃も安いし“ワケあり”の部屋なのかな~?」なんて言う話を最近聞きました。

事故物件や特殊物件、ワケあり物件などと呼ばれる住宅があります。近くにお墓や火葬場や暴力団の事務所があったり、過去に火災や水害があった、自殺や死亡事故や孤独死などがあった住宅のことです。これらの住宅は賃貸ならば家賃が安く、購入ならば販売価格が安いことが多いようです。
東京都住宅供給公社のWebサイトには、特殊物件募集のお知らせとして「特殊物件とは“孤独死で発見が遅れた住宅”、“自殺等があった住戸”です。そのため一定期間、家賃の軽減措置を講じて募集する物件です」と紹介されています。その紹介リストは以外に多く、町田市では高ケ坂の都営住宅に、二戸が紹介されていました。

冒頭に紹介した話は、冗談で言ってはいるのですが、上記の事情があることを疑い、幽霊が不思議なことを起こしているのでは?と怪しんだものです。しかし現実には、ワケあり物件は不動産取引の際に業者に告知義務があるので、疑いは疑いだけであることがほとんどのようです。
とは言え、多くの人が入れ替わり住む賃貸住宅なら死亡した人だっているはずです。例えば、公営の車いす使用者向け住宅はバリアフリー化されているし、一般の賃貸住宅に比べ家賃が安いので、一度入居したらなかなか退去しない人が多いのが実際です。つまり、車いす使用者が死亡することで居住者が替わることが多くなります。それでも車いす使用者向け住宅に幽霊が出るなんて話は聞かないですが…。

さらに、格安の住宅を探せる「事故物件.com」というWebサイトもあります。家賃が安ければ住宅の過去に何があってもかまわないと言うことでしょうか? 私は幽霊に会って見たいと思っていますが、幽霊との同居生活は、あまりしたいとは思えません…。 幽霊っているんですかね~?

今年のコラムの怖い話は、夏から秋を超え初冬になってしまいました。でも、暖房の効いた部屋で冷たいものを食べながら怖い話を読む、なんて言うのもいいのでは?(TK)