パーソナルアシスタント町田
vol.115 2019.12 発行

衛生について資料作成 草野 裕子

★衛生とは?

  • 衛生(えいせい、英語・ドイツ語:hygiene)とは、「生」を「まもる」という字の通りに健康をまもることを指します。転じて健康の保持や増進を意味します。特に清潔を保つことを意味する場合も多いです。
    衛生には生活者や労働者との関係で、下記のように様々な派生概念がありますが、相互に関連性があり産業精神保健のように複合的なものもあります。
    • 公衆衛生
    • 精神衛生
    • 労働衛生
    • 食品衛生
    • 建築衛生
  • 職場においての衛生は、労働衛生として産業医の選任や健康診断・ストレスチェックの実施、健康被害の予防を注意喚起するなどが挙げられます。

★個人としての衛生

  • 個人衛生とは、公衆衛生で個人を対象にする衛生のことです。
    職場での衛生は、まず職員一人一人の衛生に対する意識と実施が大切です。
    自分自身の健康管理や身だしなみを確認しましょう。
    • 具合は悪くないか?
    • 髪の毛や爪などの身だしなみは整っているか?
    • 服装は清潔か?
    手洗いを適切な時期(屋外から屋内への入室時、トイレ後、調理・食事前など)に適切な方法で行うことも重要です。
  • 手洗い手順イラスト

★職場としての衛生

  • 職場における従業員の健康確保のことを労働衛生といいます。
    事業者は、労働安全衛生法に基づき、労働者に対して、健康確保のために必要な対策を実施しなければなりません。また、労働者は、事業者が行う対策を受け入れなければなりません。
    事業者が労働者に対して行う主な対策には次のようなものがあります。
    • 労働時間の状況の把握
      事業者は、長時間労働者などに対して面接指導を実施するため、労働時間の状況を把握しなければなりません。
    • 産業医の選任及び産業医・産業保健機能の強化
      常時50人以上の労働者を使用する事業場においては、事業主は、産業医を選任し、労働者の健康管理等を行わせなければならないこととなっています。また、事業者は、産業医に対し産業保健を適切に行うために労働時間に関する情報など必要な情報を提供しなければなりません。
    • 衛生管理者の選任及び衛生委員会の設置
      常時50人以上の労働者を使用する事業主は、その事業場専属の「衛生管理者」を選任しなければなりません。衛生管理者は、事業場内の労働者の健康確保に関するに関する技術的事項の管理を行わなくてはなりません。また、事業主は常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、「衛生委員会」を設置しなければなりません。
    • 健康診断の実施
      事業主は従業員を雇い入れたとき、また従業員に対して年1回以上、医師による健康診断を受けさせる義務があります。労働者もその健康診断を受ける義務があります。
      事業主は、健康診断の結果に基づき、労働者の健康を保持する為に必要な措置について医師の意見を聴き、必要な措置を講じなければなりません。特に健康の保持に努める必要があると認める労働者に対しては、医師又は保健師による保健指導を受けさせるよう努めなければなりません。
    • ストレスチェックの実施
      事業主は労働者に対して、心の健康確保のため、毎年ストレスチェックを受けさせる必要があり、その結果本人からの申し出があれば医師との面接を受けさせる必要があります。
    • 医師による面接指導と医師の意見を踏まえた改善措置
      事業主は、条件に該当する労働者に対して、医師による面接指導を行わなければなりません。労働者もその面接を受ける義務があります。そして、事業主は、面接を受けた労働者の健康を保持するために必要な措置について、医師の意見を聴いた上で、講じなければなりません。
    • 健康管理手帳
      健康障害を生ずるおそれのある業務等に従事したことのある労働者には、「健康管理手帳」の交付を受けさせる必要があります。
    • 健康障害防止関係の各種手続
      労働者の健康障害等を引き起こす危険性のある化学物質や有害物等を取り扱う場合は、労働者の健康障害等を防止するための措置をとるとともに、労働基準監督署に対する届出等が必要です。

★最後に

  • 衛生は人の健康を守る基本です。様々な概念がありますが、どれも全て人々の健康を守るためのものです。自分だけでなく周りの人達の健康を守るためにもなりますので、普段から意識して行動するようにしましょう。

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