ヘルパー向けコンテンツ

PAM通信モバイル版

vol.19 2011.12 発行

衛生委員会報告 〜第19回 感染症(ノロウイルス・インフルエンザ)〜

 感染症とは、病原体が体内に侵入することによって引き起こす疾患です。感染症には、代表的なものにノロウイルスやインフルエンザなどがありますが、この2つの感染症は秋から春先にかけて流行しやすいため、注意が必要です。感染しないため・蔓延させないためにもしっかりとした予防・対策をしましょう。

○ノロウイルスについて

流行時期・・11月〜3月
主な症状・・おう吐、下痢、腹痛、発熱
主な感染経路・・感染経路はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染)

○予防方法

・手洗い

調理を行う前・食事の前・トイレに行った後などは必ず手を洗いましょう。又、おう吐物や下痢などの汚物処理を行った後は、手袋をして直接触れないようにしていても必ず手を洗ってください。 手を拭くタオルはなるべくなら共用のタオルの使用はさけペーパータオルなどを使用するのが望ましいですが、それが難しい場合は、こまめにタオルを交換するなどしましょう。 石鹸自体にノロウイルスを失活化する効果はないですが、手の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。


・調理器具の洗浄

調理器具などを洗浄する場合は、洗剤などを使用して十分に洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度0.02%)で浸すようにペーパータオルなどで拭くことでウイルスを失活化できます。また、まな板、包丁、食器、ふきん、タオルなどは熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱も有効です。二枚貝などを扱うときは、専用の調理器具(まな板、包丁など)を使用するか、調理器具を使用する度に洗浄や熱湯消毒するなどの対策により、他の食材への二次汚染を防止するよう、特に注意が必要です。


・汚物及び排泄物の処理

汚物や排泄物を処理する場合は、部屋の換気を十分に行い、ペーパータオルなどで外側から内側に向けてふき取り、処理したものをビニール袋に入れ次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度0.1%)で消毒します。付着していた床やその周辺も、次亜塩素酸ナトリウム・熱湯などで消毒します。 汚物や排泄物を処理するときは素手でさわらず、使い捨てビニール手袋と使い捨てマスクなどを使用しましょう。


○インフルエンザについて

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によっておこる感染症です。
流行時期・・12月〜3月
主な症状・・高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感など
インフルエンザは通常のかぜと比べ、症状が重く、全身症状も現れます。
主な感染経路・・くしゃみや咳などによる飛沫感染、病原体が付着した物を手で触れたりして感染する接触感染


○予防方法

◇参照サイト



感染症発症時の出勤停止と解除の目安は下記の通りです。今後の参考にして下さい。

[ヘルパーさんが発症した場合]

発熱・嘔吐・下痢症状が治まった上で、その後数日は便に菌が残っているので、回復後1週間後が望ましい。(体力低下が強いので、ヘルパーさんによっては介助内容等も含めて個別判断も必要)

[ヘルパーさんの同居する家族が発症した場合]

ヘルパーさんが感染していなくても、菌を保持している可能性が高いので、マスク着用とうがい・手洗い徹底の上、調理や食事介助等からは外れてもらった方が無難。感染状況によっては経過観察を兼ねて出勤停止が望ましい。 又、利用者さんやそのご家族が感染した場合、お二人以上の利用者さん宅を訪問するヘルパーさんはヘルパーさんを介して蔓延しないよう注意が必要です。


□お知らせ

現在、ヘルパーの皆さんには年1回の健康診断を受診して頂いていますが、6ヶ月平均で月4回以上の深夜業に従事している方は、年2回(半年ごとに1回)の健康診断の受診が労働安全衛生規則により定められています。 詳しくは、健康診断担当の能登山までご連絡ください。