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衛生委員会 vol.62 2015.7 発行

~ 第62回 VDT作業について ~
      資料 相模原事業所 草野

VDT作業とは

VDT作業とは、ディスプレイ・キーボードなどにより構成されるVDT(Visual Display Terminals)機器を使用して、データの入力・検索・照合などや、文章・画像などの作成・編集・修正など、プログラミング、監視などを行う作業のことを言います。一般的には、パソコンやタブレット・スマートフォンなどを使用した作業がこれに該当します。

近年、マイクロエレクトロニクスや情報処理を中心とした技術革新により、IT(情報技術)化が急速に進められており、VDT(Visual Display Terminals)が広く職場に導入されてきました。それに伴い、誰もが職場においてVDT作業を行うようになり、VDT機器を使用する人が急速に増大しています。

特に事務職などでは長時間VDT作業を行わなければならない場合が多い為、それで起こる健康障害に対して、会社としては予防対策や職員の健康管理に注意する必要があります。

VDT作業で起こる健康障害とは

VDT作業を長時間続けることにより、目や体、心に支障をきたすことがあります。VDT作業自体は作業環境を整えて正しく行えば、健康障害を起こすものではありません。長時間の連続作業や好ましくない作業環境(作業空間、機器配置等)が健康障害を起こす原因になります。この健康障害をVDT症候群、またはIT眼症やテクノストレス眼症とも言います。
主な症状としては、下記があげられます。

出た症状を放置して作業を続けると、症状がどんどん悪化してしまいます。もし、上記の諸症状が出た場合には、無理にVDT作業を続けずに休憩や休養をとり、そして必要があれば病院やカウンセラーへの受診、相談などを行いましょう。
目薬やマッサージなどはあくまで軽度の症状を緩和するものであり、症状の根本的な治療になっている訳ではありません。

VDT症候群を予防するには

VDT症候群の予防には、大きく分けて3つの項目があります。
一つ目は、作業環境の整備です。作業環境の整備は、作業者の疲労などを軽減し、作業者が支障なく作業を行うことができるように、照明、採光、グレアの防止、騒音の低減措置などの条件を整えることです。
また、VDT機器の設置環境や、机や椅子などの周辺環境の調整も必要です。

二つ目は、作業時間の構成です。作業の継続は60分以内とし、60分を経過した時点で10~15分の休止時間をとりましょう。ときどき適度に身体を動かして、身体の緊張をほぐし、同じ姿勢をとり続けないように注意しましょう。

三つ目は、健康の管理です。作業者は上記に留意し、自己の健康管理に努めましょう。会社は定期的な健康診断を実施し、必要があれば健康相談を行い作業者の健康管理をするとともに、職場環境の整備やガイドラインの周知などを行いましょう。

最後に

VDT作業に伴う訴えの多くは、一種の疲労症状と言えます。
近年、職場のOA化だけでなく、学校や家庭にもインターネットが急速に普及しています。
触れる機会の多いものだからこそ、しっかり疲労を防止しながら楽しく、効率よくVDT作業を進められるようにしましょう。