パーソナルアシスタント町田
vol.96 2018.5 発行

~ 紫外線について ~資料作成 草野 裕子

★紫外線とは?

  • ●太陽の光には、目に見える光(可視光線)と、目に見えない赤外線、紫外線とがあります。
    • 紫外線は、その中で最も波長の短い光で、波長によってUVA、UVB、UVCにわかれますが、実際に地表に届くのは、そのうちUVAとUVBです。
    • UVC 大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しない。
    • UVB 大気層(オゾンなど)で吸収されるが、一部は地表に到達する。
    • UVA 物質を透過しやすく、雲などの影響を受けにくい。

  • ●紫外線は場所や季節・時間、天気などで照射する量が変わります。
    • 赤道に近づくほど、また、高地になるほど紫外線は強まるため、場所によって紫外線量は異なります。また、地表の表面状態によっても紫外線の反射率は異なります。新雪はおよそ80%、砂浜はおよそ25%を反射します。一方、水面はおよそ95%を透過するので、水の中であっても、注意が必要です。
    • 季節では、夏に強く、冬には弱まりますが、UVBは夏に比べ冬はおよそ5分の1にまで減るのに対し、UVAは夏に比べ冬は2分の1程度と変動量は少ないです。
    • 一日の中で、紫外線が強いのは午前10時から午後2時頃です。ただし、日中に比べて日差しの弱まる朝方や夕方でも、UVAの量には大きな変化はありません。
    • 天候では、曇りや雨の日には紫外線は雲によりある程度遮断されるため、地表に到達する量は減少します。しかし、UVAはUVBに比べ雲による影響が小さいため注意が必要です。また、UVBでも薄い雲ではその80%以上が透過してしまいます。

★紫外線の影響は?

  • ●紫外線は、目に見えませんが人体や様々なものに影響を与えます。人体には害になる場合が多いですが、色々な分野で有効利用されてもいます。
    • ・皮膚や眼に有害。日焼けを起したり、皮膚がんの原因になる。  ・ビタミンDの生成
    • ・ブラックライトや蛍光灯  ・害虫駆除  ・火災報知器  ・殺菌装置  ・・・等

  • ●紫外線でもUVAとUVBでは人体への影響が少し違います。
    • UVAは、肌に急激な障害を与える作用は弱いのですが、太陽から届く紫外線の約9割を占め、肌に蓄積的なダメージを与えます。肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす原因になります。また、既にできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用もあります。
      UVBは、太陽から届く紫外線の約1割と量は少ないですが、肌への作用が強いため、短時間でも肌が赤くなるサンバーン(日やけによる炎症反応)や、数日後に肌が黒くなるサンタン(色素沈着反応)を引き起こす作用があります。波長が短いUVBは、炎症やしみの原因となるだけでなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への影響が強いです。

  • ●紫外線の刺激により、メラノサイト(メラニン色素産生細胞)へ指令が届き、メラニン色素が生成されます。
    • メラニン色素はメラノサイトから表皮の細胞に受け渡されて周りの皮膚へと広がり、紫外線を吸収して肌を守ります。それが日焼けです。しかし、強い紫外線を浴びるとメラニン色素が過剰に生成され、しみやソバカスの原因となります。

    • ●紫外線を長年にわたって浴びることで、しみやシワ、弾力の低下といった肌の老化を促進し、さらには皮膚がんを誘発する原因になることがあります。加齢に伴う老化と比べ、UVAがもたらす光老化は、硬くゴワゴワした肌に深いシワが刻まれるのが特徴です。

★紫外線の予防法は?

  • 日やけ止めの使用と併せて、つばの広い帽子をかぶる、日傘をさす、サングラスをかける、長袖や厚手の服、編目のしっかりした服を着るなど、身につけるものや洋服の素材でより効果的に紫外線を防ぐことができます。

  • 日焼け止めには、SPFとPAの表示があります。SPFはSun Protection Factorの略で、主にUVBの防止効果を表しています。SPFは2~50の整数値、また、それより上の効果の場合は50+で示されます。
    数値の大きい方がUVBの防止効果は高くなります。
    PAはProtection grade of UVAの略で、UVAの防止効果を表しています。PA+、 PA++などで表示され、+が多いほどUVAの防止効果は高くなります。

  • 季節ごとの対応としては次の通りです。
    • 春は、まだ日ざしが弱いように感じるかもしれませんが、3~4月頃から紫外線量は増え始めます。
    • 夏は、徹底した紫外線対策をする時期です。汗をかきやすく、水辺のレジャーも多くなる季節ですので、シーンに合わせてウォータープルーフタイプの化粧品を選びましょう。
    • 秋は、夏の紫外線の影響を受け、秋の肌は疲れ気味です。行楽シーズンでもあるため、日焼け止めや保湿はしっかりしましましょう。
    • 冬は、紫外線が弱まる季節といえどもUVAは季節変動が少ないため、また、雪面は紫外線の反射率が高いため、しっかりと紫外線対策をしましょう。

  • ★最後に

    • 紫外線の影響は、経年によって現れます。しわやしみ、そばかすだけでなく遺伝子や角膜への影響、発癌の原因などがある為、出来るだけ長時間の照射は避けるようにしましょう。
      また、子供は成長過程にあるため、紫外線の影響も大きいので早いうちからの紫外線対策が必要になります。

PAGE TOP